
AP1型S2000で超高回転型のエンジンを採用したものの、尖りすぎとの指摘が相次いだことにより、やや角を落としたエンジン特性へと変更されたモデルがAP2型に相当します。
そのAP2を更に軽量化し、足回り等をよりスパルタンにセットしたものが北米市場で「CR」となったようです。
S2000の中古市場相場は既に新車時価格を超えており、今後さらに高騰していくため、とてもセカンドカーに出来るようなものではなくなってしまいました。
Aクラスにビルドアップしてみる
それはともかく、Aクラスにビルドアップしました。
AP1型のS2000とは異なり、こちらにはRocket BunnyのワイドボディキットはおろかエアロパーツはForza製しかありません。
しかし、CR純正のフロントスポイラーはかなりトゲトゲしい形状で厳つく、またForza製エアロのスプリッターともマッチするので良きです。
エアロはともかくとして、まずは真っ先に遠心スーチャーを搭載して、レース仕様にアップグレードします。
続いて、ブレーキ、足回り、ミッションなどをレース仕様に変更、タイヤ関係をハンドリング全振りにし、余ったPIをエンジン関係に注いでいきます。
ミッションは6速だとしっくり来なかったので8速に変更し、これまたイマイチで7速で様子を見てOKとしました。
エンジン関係は、エアクリ、マフラーの音関係をレース仕様にして雰囲気を向上させます。
また排気量もアップして、低中速トルクを厚みを増す方向としましたが、分厚くなった体感はありません。
これでPIをほぼ使い切ったので、フライホイールとドライブシャフトの軽量化で微調整して終わりです。
とりあえず、当てになるのかわからないアレを貼っておきます。
ビルド、セットの詳細については最後の方に貼っておきます。

セッティングしてみる
とりあえず吊るしのセットで走り出しますが、デフがガバガバなこと以外に大きなは問題なさそうです。
先にデフをいつも通りにカチカチにしておきます。
吊るしでのセットは案外シャッキリしており、悪くありませんでした。
ただ若干アンダー強めの安定志向に感じられたので、その辺りを調整するべく色々と変更してみましたが、セッティングの基礎が理解できておらず、ガチャガチャとやっているうちにワケがわからなくなりました。
一旦デフォルトに戻して、AP1型S2000のセットから多少アレンジを加える形で調整していきました。
変更しては試走し、また変更して~と繰り返しているうちに、なんだか原型はすっかりなくなっていましたが、とりあえずこれで良しとしました。
タイムアタックしてみる
そんなわけで走った結果が下記のとおりです。
Bahia De Plano Circuit
計測タイム | 00:45.880 |
上位0.05% | 00:45.528 |
上位0.1% | 00:46.155 |
上位0.25% | 00:47.100 |
結果:大変よろしい
Arch of Mulege Circuit
計測タイム | 00:58.005 |
上位0.05% | 00:58.108 |
上位0.1% | 00:58.876 |
上位0.25% | 01:00.010 |
結果:喜ばしい!
Los Jardines Circuit
計測タイム | 00:51.959 |
上位0.05% | 00:52.191 |
上位0.1% | 00:53.191 |
上位0.25% | 00:54.611 |
結果:喜ばしい!
Chihuahua Circuit
計測タイム | 00:53.113 |
上位0.05% | 00:52.669 |
上位0.1% | 00:53.656 |
上位0.25% | 00:54.797 |
結果:大変よろしい
Tierra Prospera Circuit
計測タイム | 01:04.025 |
上位0.05% | 01:04.082 |
上位0.1% | 01:04.992 |
上位0.25% | 01:06.517 |
結果:喜ばしい!
Playa Azul Circuit
計測タイム | 01:06.452 |
上位0.05% | 01:06.900 |
上位0.1% | 01:08.018 |
上位0.25% | 01:09.636 |
結果:喜ばしい!
Lookout Circuit
計測タイム | 00:49.727 |
上位0.05% | 00:49.828 |
上位0.1% | 00:50.483 |
上位0.25% | 00:51.629 |
結果:喜ばしい!
Horizon Mexico Circuit
計測タイム | 01:04.340 |
上位0.05% | 01:04.731 |
上位0.1% | 01:05.686 |
上位0.25% | 01:07.085 |
結果:喜ばしい!
Emerald Circuit
計測タイム | 00:48.295 |
上位0.05% | 00:50.156 |
上位0.1% | 00:51.065 |
上位0.25% | 00:52.402 |
結果:喜ばしい!
Estadio Circuit
計測タイム | 00:59.497 |
上位0.05% | 00:58.955 |
上位0.1% | 00:59.800 |
上位0.25% | 01:01.178 |
結果:大変よろしい
Cathedral Circuit
計測タイム | 00:56.670 |
上位0.05% | 00:57.891 |
上位0.1% | 00:58.675 |
上位0.25% | 00:59.893 |
結果:喜ばしい!
Plaza Circuit
計測タイム | 01:22.170 |
上位0.05% | 01:23.819 |
上位0.1% | 01:24.890 |
上位0.25% | 01:26.714 |
結果:喜ばしい!
Bola Ocho Circuit
計測タイム | 00:45.018 |
上位0.05% | 00:45.813 |
上位0.1% | 00:46.413 |
上位0.25% | 00:47.437 |
結果:喜ばしい!
まとめ
今回は、2009 S2000 CR(AP2)をAクラスにチューンしてタイム計測しました。
結果は、下記の通りとなりました。
・喜ばしいタイムが10個
・大変よろしいタイムが3つ
・よろしいタイムは無し
2009 S2000 CRは、失禁するほど喜ばしいタイムが期待できる車のようです。
これまでトップだったAcuraのDC2をほとんどのコースで上回り、時には圧倒的な差をつけているようです。
対Acura DC2との戦績で13戦11勝となります。
現状、圧倒的1位です。
グリップとパワーのバランスが非常に高いレベルで取れていて乗りやすく、カツカツに走っている感じがしないものの、タイムを見たらけっこう出ていたという感じで悠然と速いです。
S2000といえばAP1のイメージが強かったため、この車についてはノーマークでした。
エンジン性能曲線を見ると、だいぶバンドが狭そうに見えますが、実際はそれ程でもなかったと感じます。
最高速の伸びは平凡であるものの、旋回性能は高速コーナーも低速コーナも安定していました。
また、低速~中間加速が良いものの、リアがズリっと行くこともないのでとにかく乗りやすいです。
今回対象となっているコースとの相性も良いのでしょう。
いずれP2Pのスプリントコースも記録を取りたいと思っているので、どうなるか楽しみであります。
とりあえず、1家に1台あると、いざという時に役立つでしょう。
オススメ度
オフラインでのオススメ度:★★★★★
オンラインでのオススメ度:★★★★☆
- Aクラスで至高のバランスになるFR車
- F22Cは比較的下の回転も使えるエンジン
- 運動性能に不満がない
- ノーマルもカッコいいが、社外エアロがないのは寂しい
そんなところです。


ビルドアップ
変更箇所のみ記載します。
換装 | → 吸気方式 | → 遠心式S/C |
エンジン | → インテーク | → レース仕様 |
→ 排気系 | → レース仕様 | |
→ 排気量 | → レース仕様 | |
→ 遠心式S/C | → レース仕様 | |
→ フライホイール | → スポーツ仕様 | |
車体 | → ブレーキ | → レース仕様 |
→ スプリング | → レース仕様 | |
→ Fスタビ | → レース仕様 | |
→ Rスタビ | → レース仕様 | |
→ ロールケージ | → レース仕様 | |
→ 軽量化 | → レース仕様 | |
駆動系 | → クラッチ | → レース仕様 |
→ ミッション | → レース仕様7速 | |
→ 駆動系 | → ストリート仕様 | |
→ デフ | → レース仕様 | |
タイヤ | → コンパウンド | → スリック |
→ タイヤ幅 | → 前後幅最大 | |
→ ホイール | → WORK X JDM CONCEPT GT5 | |
→ ホイール径 | → 前後18インチ | |
→ トレッド | → 前後幅最大 | |
外装 | → Fバンパー | → Forza製 |
→ Rウィング | → Forza製 |
セッティング









計測タイムのスクショは、Frickrに置いておきます。
スクショがないコースは撮り忘れです。
結果の詳細は、下記のスプレッドシート(HTML)に載せておきます。
今回は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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