
国産では数少ないスーパーカーとして知られる、初代NSXのType-Rです。
量産車としては世界初となる技術をいくつも組み込み、F1で名を轟かせた「世界のHonda」の持てる技術が妥協なく投入された究極のスポーツカーでありました。
その流麗すぎるボディラインと、C30Aの乾いたエギゾーストは今も褪せることはありません。
余談ですが、以前に入社2年目の後輩が、Type-Tの中古を600万フルローンでいきなり購入して驚きました。
Aクラスにビルドアップしてみる
それはともかく、Aクラスにビルドアップしました。
NA1型NSXにもRocket Bunnyのワイドボディキットが設定されていますので、真っ先に取り付けに行きます。
リアのバンパーレス風な造形が素晴らしいです。
続いて、遠心式スーパーチャージャーも併せて装着します。
あとはいつも通りブレーキ、足回り、ミッションなどをレース仕様に変更しました。
PIに余裕があれば軽量化もレース仕様にするのですが、NSXは素のPIが高く、タイヤ関係をハンドリング全振りにする場合だとPIが足りなくなるため、スポーツ仕様に留めています。
またエンジン関係もPIが足りないため、悲しいかなマフラーすら変えることが出来ず、調整程度でバルブをスポーツ仕様に変更するだけとなり、最高速は死にました。
ですが、ワイドキットにより、ノーマルより更に太いサイズへアップグレードできますので、193km/hの横G値は1.61という異例の数値になっています。
そんなところでPIが800に達したため、ビルドアップは完了です。
とりあえず、当てになるのかわからないアレを貼っておきます。
ビルド、セットの詳細については最後の方に貼っておきます。

セッティングしてみる
とりあえず吊るしのセットで走り出しますが、異常にヌルヌルと曲がるため、何かする必要があるのか全くわからない状態です。
ただデフだけは相変わらずグニャグニャなので、いつも通りにシャッキリとさせておきます。
正直セッティングする必要性があるのか無いのか判断できなかったのですが、何かしなければ…という謎の強迫観念に駆られて、あちこちと弄り回した挙げ句、結局いつも通りワケがわからなくなりました。
よほど極端に設定を変えない限り違いがわからないで、適当なセットのままで終わりにしてしまいました。
違いがわからないということは、そもそも限界を引き出せていないということなのですが…
タイムアタックしてみる
そんなわけで走った結果が下記のとおりです。
Bahia De Plano Circuit
計測タイム | 00:45.710 |
上位0.05% | 00:45.528 |
上位0.1% | 00:46.155 |
上位0.25% | 00:47.100 |
結果:大変よろしい
Arch of Mulege Circuit
計測タイム | 00:58.321 |
上位0.05% | 00:58.108 |
上位0.1% | 00:58.876 |
上位0.25% | 01:00.010 |
結果:大変よろしい
Los Jardines Circuit
計測タイム | 00:50.747 |
上位0.05% | 00:52.191 |
上位0.1% | 00:53.191 |
上位0.25% | 00:54.611 |
結果:喜ばしい!
Chihuahua Circuit
計測タイム | 00:52.361 |
上位0.05% | 00:52.669 |
上位0.1% | 00:53.656 |
上位0.25% | 00:54.797 |
結果:喜ばしい!
Tierra Prospera Circuit
計測タイム | 01:03.758 |
上位0.05% | 01:04.082 |
上位0.1% | 01:04.992 |
上位0.25% | 01:06.517 |
結果:喜ばしい!
Playa Azul Circuit
計測タイム | 01:05.882 |
上位0.05% | 01:06.900 |
上位0.1% | 01:08.018 |
上位0.25% | 01:09.636 |
結果:喜ばしい!
Lookout Circuit
計測タイム | 00:49.905 |
上位0.05% | 00:49.828 |
上位0.1% | 00:50.483 |
上位0.25% | 00:51.629 |
結果:大変よろしい
Horizon Mexico Circuit
計測タイム | 01:04.963 |
上位0.05% | 01:04.731 |
上位0.1% | 01:05.686 |
上位0.25% | 01:07.085 |
結果:大変よろしい
Emerald Circuit
計測タイム | 00:48.681 |
上位0.05% | 00:50.156 |
上位0.1% | 00:51.065 |
上位0.25% | 00:52.402 |
結果:喜ばしい!
Estadio Circuit
計測タイム | 00:59.860 |
上位0.05% | 00:58.955 |
上位0.1% | 00:59.800 |
上位0.25% | 01:01.178 |
結果:よろしい
Cathedral Circuit
計測タイム | 00:56.511 |
上位0.05% | 00:57.891 |
上位0.1% | 00:58.675 |
上位0.25% | 00:59.893 |
結果:喜ばしい!
Plaza Circuit
計測タイム | 01:22.911 |
上位0.05% | 01:23.819 |
上位0.1% | 01:24.890 |
上位0.25% | 01:26.714 |
結果:喜ばしい!
Bola Ocho Circuit
計測タイム | 00:44.750 |
上位0.05% | 00:45.813 |
上位0.1% | 00:46.413 |
上位0.25% | 00:47.437 |
結果:喜ばしい!
まとめ
今回は、1992 NSX-R(NA1)をAクラスにチューンしてタイム計測しました。
結果は、下記の通りとなりました。
・喜ばしいタイムが8つ
・大変よろしいタイムが4つ
・よろしいタイムが1つ
1992 NSX-Rは、喜ばしいタイムが期待できる車のようです。
全てのPIをハンドリングに捧げた結果、横G値がケタ違いに上昇し、コーナーリングお化けとなりました。
一部のコースでは完全に持て余しており、また、このグリップを活かすのは至難です。
同じワイドボディキット勢のAP1型S2000ですら193km/hの横G値で1.41なので、頭一つじゃ足りないほど飛び抜けています。
当然、PIのシステム上、ハンドリングとパワーは相反するため、発進加速以外はゴミになりました。
しかしながら、高速コーナーの通過速度が群を抜いて速いため、エンジン出力の低さを補って余りシーンも多く見られます。
平均速度が高くブレーキポイントが殆どないプラヤ・アスルですら、暫定1位のタイムが出るほどです。
ハンドリングに特化するほどタイムが伸びる傾向にあるロス・ジャーディンやチワワでは余裕の暫定1位で、2位との差が0.5秒以上あり他を寄せ付けません。
反面、アップダウンが激しいコースや、ストップ・アンド・ゴーが多いコースでは、エンジン出力の差がモロに出るため、凡夫で終わることもしばしばあります。
今回はハンドリング極振りを基本としているので仕方がありませんが、もう少しパワーとのバランスを取れば、どこのコースでもかなり良い結果が期待できるのではないかと思います。
Aクラスの中でもトップクラスの実力を持つ車ではないでしょうか。
1家に1台備えておくと安心です。
オススメ度
オフラインでのオススメ度:★★★★★
オンラインでのオススメ度:★★★★★
- ノーマルでもコーナリング性能が非常に高い
- 故にハンドリング性能にPIを割く必要が少なく、最高速仕様にしても扱いやすい
- 美麗なボディライン
- 曲がりすぎるので、挙動が若干独特ではある
そんなところです。


ビルドアップ
変更箇所のみ記載します。
換装 | → 吸気方式 | → 遠心式S/C |
→ ボディキット | → Rocket Bunny製 | |
エンジン | → バルブ | → スポーツ仕様 |
車体 | → ブレーキ | → レース仕様 |
→ スプリング | → レース仕様 | |
→ ロールケージ | → レース仕様 | |
→ 軽量化 | → スポーツ仕様 | |
駆動系 | → クラッチ | → レース仕様 |
→ ミッション | → レース仕様6速 | |
→ 駆動系 | → ストリート仕様 | |
→ デフ | → レース仕様 | |
タイヤ | → コンパウンド | → スリック |
→ Fタイヤ幅 | → 幅最大 | |
→ Rタイヤ幅 | → 幅最大 | |
→ ホイール | → FIKSE FM/10 | |
→ ホイール径 | → 前後18インチ | |
外装 | → Rウィング | → Rocket Bunny製 |
セッティング









計測タイムのスクショは、Frickrに置いておきます。
スクショがないコースは撮り忘れです。
結果の詳細は、下記のスプレッドシート(HTML)に載せておきます。
今回は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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