
2005年に当時Hondaが参戦していたスーパーGT500クラスのホモロゲーション取得のために5台製造されました。
中身はNA2そのままに外装を大きく変更しただけのモデルですが、販売価格は5000万で、それでもギリギリの価格設定だったそうです。何せ専用パーツは全てカーボン製なので。
売ることが目的ではなく、作ることが目的(レースのベース車両として公認を取るため)だったのですが、速攻飛びついたお金持ちがおり、1台だけ販売されたそうです。
因みにNSX-R GTは1台だけですが、レプリカや模倣エアロの装着車両は少し存在するようです。
Aクラスにビルドアップしてみる
それはともかく、Aクラスにビルドアップしました。
とにかく素のPIがA-725と高いので、選択肢は殆どありません。
まずはいつも通り、ブレーキ、足回り、ミッションなどをレース仕様にアップグレードしていきます。
続いてタイヤ関係をグリップ最大までセットします。
この時点でPIがほぼ尽きたので、オイルクーラーとフライホイールで調整して終わりです。
PIの都合上、マフラー交換も軽量化は出来ませんでした。
とりあえず、当てになるのかわからないアレを貼っておきます。
ビルド、セットの詳細については最後の方に貼っておきます。

セッティングしてみる
とりあえず吊るしのセットで走り出しますが、結構乗りにくいと感じました。
フロントのレスポンスが良すぎて落ち着きがありませんし、鬼突っ込みでのブレーキングがイマイチです。
とりあえずデフの調整で、安心して鬼突っ込みできるようにしておきます。
あとは、ノーズの動きを少し緩やかにしつつ、プッシュアンダーも消すべく色々と弄り回しますが、なんだかいじり過ぎてワケがわからなくなりました。
最終的にフロントは柔らかく、リアは硬めのバランスで多少乗りやすくなった気がしたので、これで良しとして、
ガバガバなテストで具合を見てみました。
因みに車高は結構上げたほうが乗り易そうだったのですが、折角のカッコいいフロントバンパーなので、目一杯下げることにしました。
ガバガバテストをしてみる
加速、最高速、旋回のガバガバデータを示しておきます。
ムレへで中~高速域の加速を見ると以下のような感じです。
メキシコで低速の立上がり加速を見ると以下のような感じです。
ルックアウトで大きく回り込むコーナーでの速度を見ると以下のような感じです。
①コーナー進入時 :209km/h
②チェックポイント通過時 :217km/h
③坂手前チェックポイント到達時:219km/h
ルックアウト最初の右コーナーはアクセル全開で曲がれます。
グリップが余りまくって勿体ないです。
プラヤ・アスルでの最高速を見ると以下のような感じです。
Bahia De Plano Circuit
計測タイム | 00:46.027 |
上位0.05% | 00:45.528 |
上位0.1% | 00:46.155 |
上位0.25% | 00:47.100 |
結果:大変よろしい
Arch of Mulege Circuit
計測タイム | 00:58.359 |
上位0.05% | 00:58.108 |
上位0.1% | 00:58.876 |
上位0.25% | 01:00.010 |
結果:大変よろしい
Los Jardines Circuit
計測タイム | 00:52.012 |
上位0.05% | 00:52.191 |
上位0.1% | 00:53.191 |
上位0.25% | 00:54.611 |
結果:喜ばしい!
Chihuahua Circuit
計測タイム | 00:53.054 |
上位0.05% | 00:52.669 |
上位0.1% | 00:53.656 |
上位0.25% | 00:54.797 |
結果:大変よろしい
Tierra Prospera Circuit
計測タイム | 01:04.318 |
上位0.05% | 01:04.082 |
上位0.1% | 01:04.992 |
上位0.25% | 01:06.517 |
結果:大変よろしい
Playa Azul Circuit
計測タイム | 01:06.078 |
上位0.05% | 01:06.900 |
上位0.1% | 01:08.018 |
上位0.25% | 01:09.636 |
結果:喜ばしい!
Lookout Circuit
計測タイム | 00:49.898 |
上位0.05% | 00:49.828 |
上位0.1% | 00:50.483 |
上位0.25% | 00:51.629 |
結果:大変よろしい
Horizon Mexico Circuit
計測タイム | 01:05.775 |
上位0.05% | 01:04.731 |
上位0.1% | 01:05.686 |
上位0.25% | 01:07.085 |
結果:よろしい
Emerald Circuit
計測タイム | 00:48.855 |
上位0.05% | 00:50.156 |
上位0.1% | 00:51.065 |
上位0.25% | 00:52.402 |
結果:喜ばしい!
Estadio Circuit
計測タイム | 00:59.864 |
上位0.05% | 00:58.955 |
上位0.1% | 00:59.800 |
上位0.25% | 01:01.178 |
結果:よろしい
Cathedral Circuit
計測タイム | 00:57.000 |
上位0.05% | 00:57.891 |
上位0.1% | 00:58.675 |
上位0.25% | 00:59.893 |
結果:喜ばしい!
Plaza Circuit
計測タイム | 01:23.222 |
上位0.05% | 01:23.819 |
上位0.1% | 01:24.890 |
上位0.25% | 01:26.714 |
結果:喜ばしい!
Bola Ocho Circuit
計測タイム | 00:45.040 |
上位0.05% | 00:45.813 |
上位0.1% | 00:46.413 |
上位0.25% | 00:47.437 |
結果:喜ばしい!
まとめ
今回は、2005 Honda NSX-R GT(NA2)をAクラスにチューンしてタイム計測しました。
結果は、下記の通りとなりました。
・喜ばしいタイムが6つ
・大変よろしいタイムが5つ
・よろしいタイムが2つ
2005 Honda NSX-R GTは、喜ばしいタイムが期待できる車のようです。
素のPIが高いので自由度がなさそうに感じますが、ストック状態でのコーナリング性能が非常に高く、また最高速も馬力の割には伸びるので、パワーに振っても良し、更に旋回性能を強化しても良しと、ビルドの幅はそんなに狭くなさそうです。
ストックのタイヤでも充分な旋回性能なので、パワーと軽量化辺りに振るのが良いでしょう。
今回のようなコーナリング性能極振りだと、自分ごときの力量では多くのコースでグリップを持て余すため、少々勿体ない感じがします。
ただ、吊るしのセッティングではツンツンに尖っているので、自分好みの味付けにする必要があります。
Aクラスのランキングでは上位の常連であることから、非常に高いポテンシャルがあるのは確かです。
オートショーでは入手できませんから、オークションで入手することになりますが、高額のCrを支払ってでも入手する価値はあると思います。
オススメ度
オフラインでのオススメ度:★★★★★
オンラインでのオススメ度:★★★★★
- 専用エアロ最高でしょ
- Aクラス屈指の性能を持っている
- 入手性の悪さ
そんなところです。


ビルドアップ
変更箇所のみ記載します。
エンジン | → 冷却装置 | → スポーツ仕様 |
→ フライホイール | → ストリート仕様 | |
車体 | → ブレーキ | → レース仕様 |
→ スプリング | → レース仕様 | |
→ Fスタビ | → レース仕様 | |
→ Rスタビ | → レース仕様 | |
→ ロールケージ | → レース仕様 | |
駆動系 | → クラッチ | → レース仕様 |
→ ミッション | → レース仕様7速 | |
→ 駆動系 | → ストリート仕様 | |
→ デフ | → レース仕様 | |
タイヤ | → コンパウンド | → スリック |
→ Fタイヤ幅 | → 幅最大 | |
→ Rタイヤ幅 | → 幅最大 | |
→ ホイール | → WORK EMOTION RS-A | |
→ ホイール径 | → 前後18インチ | |
→ トレッド | → 前後幅最大 | |
外装 | → Fバンパー | → Forza製 |
→ Rウィング | → Forza製 |
セッティング









計測タイムのスクショは、Frickrに置いておきます。
スクショがないコースは撮り忘れです。
結果の詳細は、下記のスプレッドシート(HTML)に載せておきます。
今回は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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